夜ぐっすり眠りたい人に…ティッシュに数滴のアロマオイル

公開日: 更新日:

 夜、ぐっすり眠れない。疲れ気味……。そんな人は、植物から採取した精油、アロマオイルを生活に取り入れてみてはどうだろう。

「看護師や助産師を目指す学生たちが、ボランティアで産後のお母さんや患者さんにアロマオイルを使ったトリートメントを行うことがあるのですが、『やってもらって眠くなった』という声が非常に多い。実施する側も、その最中に眠くなることもあるんです」

 こう話すのは、アロマテラピーに関する研究を行う東京医療保健大学看護学部の朝澤恭子准教授だ。近年、アロマテラピーは補完・代替医療の有望な治療法として注目を集めている。朝澤准教授によれば、アロマテラピーに関する論文は増加傾向にあり、また、東北地方の30.2%の分娩取り扱い医療施設がメディカルアロマテラピーを導入しているとの報告がある。

「特に緩和ケア領域での利用が非常に高く、ホスピス・緩和ケア病棟の半数以上が導入していると報告があります」(朝澤准教授=以下同)

 メディカルアロマテラピーとは、入浴や部分浴、トリートメントで、薬理効果を持つ精油を皮膚から吸収させ、不調改善に役立てること。一般的なアロマテラピーが主にリラックス目的であるのに対し、代替医療の一つとして取り入れられているのがメディカルアロマテラピーになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因