性感染症編(3)感染リスクの男女差に意外な理由 性活動だけではない

公開日: 更新日:

 なぜ50歳から55歳を境に女性の感染者数は激減しているのか?

「性感染症は性交回数に比例して感染者数は増えていく。それだけこの年代の男性は女性に比べて性活動が盛んだといえますが、女性の淋菌やクラミジアの感染者数が50歳から55歳以降、急激に減少する背景には、女性は閉経により円柱上皮細胞が消失することも関係すると考えられています」

 円柱上皮細胞とは、若い女性の子宮腟部や子宮頚管部の粘膜などに存在する細胞のこと。淋菌やクラミジアはこの細胞を好んですみつくといわれている。

「しかし、日本の女性の多くが50歳から55歳ごろまでには閉経期を迎えます。それを過ぎると、円柱上皮細胞は子宮腟部や子宮頚管部から後退して消失するので、閉経後の女性は淋菌感染症やクラミジア感染症にはなりにくいといわれています」

 とはいえ、当然のことながらこれらはそうした傾向にあるということに過ぎない。実際、2020年のデータでも60歳以上でも淋菌感染症になる人は17人、クラミジア感染症になる人は26人いた。

 閉経後の女性は淋菌感染症やクラミジア感染症になりにくいとはいえ、決してならないということではない。そのことは覚えておいた方がいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ