著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

サル痘拡大の一方で「名前が差別的」と米自治体がWHOに申し入れ

公開日: 更新日:

 先週、この連載でアメリカでの「サル痘」の感染拡大について書いてから1週間、さらに感染が広がっています。

 一方で、「サル痘」という名前が差別的と、問題になり始めています。

 今日28日木曜日の時点で全米の感染者は4900人で、1週間前の2倍以上です。ニューヨーク市内では先週の711人から、1100人に急増しました。

 サル痘の主な症状は発疹や膿疱で、その部分に直接触れることで感染します。また汚れた服やシーツを通して、飛沫により感染する場合もあるとのことです。

 そんな中市民を驚かせているのが、市内の感染者のほぼ全員が成人男性で、多くがLGBTQだということです。しかしなぜそうなのか、また性交が直接の感染原因かどうかも、まだわかっていません。

 市内でワクチンが受けられるのも、男性の同性愛者またはその濃厚接触者に限定されています。オンラインの予約制ですが、既に予約は埋まっていて、次のワクチンが届くのを待っている状態と伝えられています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?