「アニサキスアレルギー」は完治困難…防ぐために実践すべき3つのこと

公開日: 更新日:

 近年発生件数が増えている「アニサキス症」と、「アニサキスアレルギー」の違いをご存じか? 2018年にアニサキスアレルギーを発症し、21年6月4日に「一般社団法人アニサキスアレルギー協会」を立ち上げた佐藤尚之さん(同協会代表理事)に聞いた。

 アニサキスは、魚介類に潜む寄生虫だ。「アニサキス症」は、刺し身や寿司など生魚を食べたことでアニサキスが生きたまま胃や腸に入り、激しい腹痛や嘔吐に襲われる。内視鏡でアニサキスを摘出すれば症状は治る。放置しても、数日すればアニサキスが死ぬので、症状は治る。

 一方、アニサキスアレルギーはまったく別の病気で、食物アレルギーの一種だ。発疹、かゆみ、喘鳴、呼吸困難などの症状を引き起こす。意識障害や血圧低下を伴うアナフィラキシーショックを起こせば、対処が遅れると命に関わる。

「アニサキスアレルギーは、アニサキスの抗体に反応してアレルギー症状が起こります。生きているアニサキスだけでなく、死骸やカケラにも反応します。少し食べただけでもアナフィラキシーショックを起こすリスクがあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か