「アニサキスアレルギー」は完治困難…防ぐために実践すべき3つのこと

公開日: 更新日:

■あらゆるものが食べられなくなる

「アニサキスの抗体に反応」なので、魚介類全般、調理法を問わず、食べられない。干物、缶詰、カツオだしなど魚介のダシが効いたつゆや味噌汁、魚介類が入る鍋もダメ。アンチョビーソース、魚醤、ナンプラーもダメ。魚介エキスが入っているものは多く、ダシ醤油、めんつゆ、ポン酢、ドレッシング、スナック菓子、弁当もダメ。オキアミを使っているキムチもダメ。

「アニサキスアレルギーを研究している先生が言うには、アニサキスアレルギーは海水のアレルギー。あらゆる海のものは避けてくださいと言われる。昆布もワカメも海苔も、海水から作っている塩も危ない。川魚も海から上がるのでNG。一見大丈夫そうな料理、食品、調味料でも魚介エキスが入っていたり、隠し味として加えられていたりすることはよくある。日本はダシ文化なので、広範囲の料理に魚介類が関係しています」

 食べられるものが非常に限定される。外食の際、何を使っているかを聞けても、複数の料理人が働いていたりチェーン展開している店だったりすると、調味料に至るまで原材料を全員が完全に把握できていない。「隠し味」として使っているので企業秘密ということもある。聞きすぎると、クレーマー扱いされる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い