著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

お金か中絶か? 中間選挙で不条理な選択を迫られるアメリカ人

公開日: 更新日:

 一方日本以上に激しいインフレに襲われているアメリカでは、多くの人の生活がとても苦しくなっています。そのため共和党は「民主党もバイデン政権もインフレ問題を解決できない、全くダメだ。」と厳しく糾弾し、経済が大事なら共和党に投票しろとあおっています。

 一体どちらが勝つのでしょうか? 

 深刻なインフレの中、当初は経済で戦う共和党が有利と考えられていました。

 ところがそうではないかもしれない、という声も出始めています。そのきっかけが8月23日ニューヨーク州郊外で行われた、下院議員の補欠選挙です。

 この地域は両党の勢力が拮抗する激戦区。ところが蓋を開けてみると、中絶擁護を掲げた民主党候補が、共和党候補にハッキリと差をつけて下しました。また投票を前に新たに有権者登録をしたのも、圧倒的に民主党支持の若い女性だったというのです。

 「アメリカは経済より中絶を選ぶかもしれない」と、共和党がパニックに陥ったという報道もあるほどです。

 最終的にどちらが勝つのか全くわかりませんが、まさにアメリカの未来を賭けた戦いから目が離せません。

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