著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

TikTokでバズってる「クワイエット・クイッティング」って何?

公開日: 更新日:

「クワイエット・クイッティング(Quiet Quitting)」という言葉が、TikTokでバズっています。直訳すると「静かに辞める」ですが、別に仕事自体を辞めるわけではありません。「もう必要以上に一生懸命働かない」という意味です。

 みなさんも覚えがあるでしょう。上司に良いところを見せようと、言われた以上の仕事を必死でする。同僚の仕事が遅い分を助けてあげる……。そういうことを一切やめようというのです。

 なぜこれが話題なのでしょうか?

 今年初め、アメリカの「パンデミック大辞職時代」のトレンドについて書きました。コロナ感染のリスクが高いのに、小売やサービスの仕事の報酬が低すぎる。ずっとリモートだったのに対面に変わるのが嫌。または元々あったストレスが一気に襲いかかってきて、メンタルをやられてしまうなど、様々な理由で多くが職場を去っています。実に働く人の4割が今の仕事を辞めようと考えていると言われています。

 しかし、そう簡単には辞められない。そこで若者たちが発見したのが「一生懸命働くのはやめる」という選択です。

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