著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【チャーガ】SOD酵素が豊富で動脈硬化・血圧・血糖値を抑制

公開日: 更新日:

 聞きなれない名前の食材「チャーガ」は、ロシア原産のキノコの仲間です。和名ではカバノアナタケと言います。白樺の木2万本に1本しか寄生しないとされ、「森のダイヤモンド」とも呼ばれています。

 さまざまな栄養素が含まれているチャーガの中でも、着目すべきは食物繊維のひとつであるβ-グルカンと、強力な抗酸化作用を持つ酵素の一種、SOD酵素です。

 他のキノコに比べて豊富に含まれるβ-グルカンは免疫力強化やコレステロール値上昇抑制などの効果があり、多くの可能性を秘めている成分です。

 また、SODとは、活性酸素除去酵素「スーパーオキシド・ディスムターゼ(superoxide dismutase)」の頭文字を取った名称で、活性酸素を除去してくれる酵素のこと。活性酸素は、本来、体にとって必要な酵素で細菌やがん細胞と戦ってくれるのですが、体内で過剰になると逆に老化や生活習慣病などの病気を引き起こしてしまうといわれています。20歳を過ぎると、SOD酵素の生成能力が下がることや、紫外線、ストレス、喫煙などによっても過剰になることがわかっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ