著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

日本の老人ホームで「働く」日本の赤ちゃんがアメリカでも話題に

公開日: 更新日:

 一方、この年代の子供たちは、1日中お母さんと2人で過ごすことがほとんど。大人とのふれあいは、社会的、個人的な発達を促す効果があるそうです。

 実はこうした試みは既に、アメリカをはじめ世界中で展開されています。

 例えばワシントン州シアトルにある施設、プロビデンス・ラーニングセンターでは、1991年に老人ホームと保育園が同じ敷地に作られ、乳児から5歳までの子供と高齢者がふれあうイベントが、定期的に開催されています。

「世代間ケア」と呼ばれるこのアプローチを最初に行ったのは、実は日本です。1976年、東京の江戸川区に初めての施設がつくられました。プロジェクトを率いたのはShimada Masaharuさんという方。欧米の専門家の間では、先駆者として知られているようですが、なぜか日本語で検索しても出てきませんでした。

 これを機会に世代間ケアの大切さが、日本や世界にもっと広まることを願っています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃