なりたくない病気1位「認知症」の実像 在宅看取り年間200人の名医が語る

公開日: 更新日:

■「治療する」ではなく「対応する」ことが大事

 認知症が問題となるのは、その「行動・心理症状」が自傷・他害行為につながったり、家族や施設での生活に影響が出るなど、「環境への影響」が表れるときだ。

「症状による徘徊や夜間の不穏などは、適切な薬物コントロールで解決することも少なくありません。認知症は『治療する』ではなく、その症状に対してきめ細かく『対応する』ということが大事です」

 認知症初期であっても、記憶障害や見当識障害が出て、周りとの意思疎通がうまくいかなくなったり、夜間の不眠などが続いてしまうケースがある。そのことで、本人が自信がなくなったり、日常生活が面白くなくなってしまう場合もあるという。

「それは、認知症というより『老年性うつ病』のケースが多い。実際にうつ病患者全体の約4割は60歳以上の方であり、高齢者の加齢に伴うさまざまな生活背景によるうつ症状は、そこに対して寄り添う周囲の配慮が不可欠な問題です」

 認知症治療薬を長期服用している人の中には認知症ではなく、うつ症状や行動における課題を持つ人であることが多い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  2. 2

    赤沢経産相“ナフサ不安”の呆れた責任逃れ シンナー不足「目詰まり」「解消済み」に塗装業界は不信感

  3. 3

    山本由伸の敵は身内ドジャースのヘッポコ捕手陣 自動投球判定システム「セルフチャレンジ」のススメ

  4. 4

    京都小6男児遺棄事件は急転直下! 父親逮捕で残る数々の「謎」…犯行動機は? 隠蔽工作も稚拙

  5. 5

    松本人志の地上波本格復帰を誘発? 消息不明だった板東英二が高須克弥氏のインスタに登場の意味深

  1. 6

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  2. 7

    楽天は“格安”、12球団監督の年俸はこうして決まる…出来高、日米待遇格差まで丸っと解説

  3. 8

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  4. 9

    「考える野球」に混乱と苛立ちが続く中、涙が出そうになった野村監督の声かけ

  5. 10

    田中将大 好調のウラに“病気”の克服…昨季との「決定的な違い」を元巨人投手コーチが解説