「不妊治療」いま押さえておくべきこと 保険適用になって8カ月…何が変わった?

公開日: 更新日:

 不妊治療が今年4月から保険適用になっている。何が変わったのか?

 不妊治療を専門とする「松本レディースクリニック」(東京都)の松本玲央奈理事長に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 産婦人科で行われる不妊治療は、「一般不妊治療」と「高度生殖補助医療」がある。一般不妊治療は、タイミング法や、精子を子宮内へ直接注入する「人工授精」。これらで妊娠できない場合に行うのが高度不妊治療で、体外で卵子に精子を振りかけ受精卵を得る「体外受精」と、顕微鏡下で1個の精子を直接卵子に注入して受精を促す「顕微授精」がある。

「保険適用となる治療は人工授精、採卵、体外受精、顕微授精などですが、これまで行っていた治療全てが保険適用ではありません。また、自費診療と保険診療の併用は認められていません」

 保険適用で不妊治療を受けるには、まずいくつかの条件を満たして「不妊症」と診断されなければならない。

 そして高度不妊治療を保険適用で受けるのにも、「機能性不妊」「一般不妊治療が無効」「卵管性不妊」「男性因子(閉塞性無精子症など)」の4つの条件のうち、1つ以上を満たさなければならない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択