著者のコラム一覧
渡邊靖弘

日本医学柔整鍼灸専門学校専任教員、日本伝統鍼灸学会理事、和ら会会員、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師。

東洋医学では膝の痛みに対してどのようにアプローチするのか

公開日: 更新日:

 膝が痛いという場合、その痛む場所も原因もさまざまです。たとえば膝の内側の場合は、軟骨がすり減って神経があたるため。また膝の外側は、太ももの内側の筋肉の衰えやO脚の影響などにより、骨格筋の歪みの影響で痛みが生じます。そして膝の前側は太もも前面の血行不良により、筋肉が硬くなってしまったためです。

“バランスの医学”ともいわれる東洋医学では、健康な状態をエネルギー(気)、滋養物質(血・水)が心身の必要な部位に滞ることなく流通し過不足なく供給されている状態を指しますが、膝の痛みのタイプもまた、その(気・血・水)の流通が障害されることで痛みが生じる不通則痛と、十分に栄養が行き届かないために起こる不栄則痛の2つの病態に分かれるとしています。

 そのため東洋医学のアプローチとしては、まず炎症を取り、筋骨を強化、そして血流をよくする。これらによって、根本的な改善を目指すのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ