「納豆」がアナフィラキシーを起こすケースが…クラゲに刺された人は要注意

公開日: 更新日:

■食品添加物をチェックする

 気になるのは、PGAは納豆とはまったく関係のない食品にも、保存料、増粘量、うまみ成分などとして広く使われていることだ。

 たとえば、冷やし中華のたれ、スポーツ飲料、缶コーヒーなどにも使われている。さらには、化粧品、保湿剤、せっけんなどにも含まれていて、クラゲに刺された経験がなくても、PGAの刺激を繰り返すことで徐々にその反応が大きくなる可能性がある。

 実際、17年の神奈川県の医療機関の報告ではクラゲに刺された経験のない14歳の男児が、中華クラゲを食した後にアナフィラキシー症状を起こした症例を報告している。

 医療機関で食用クラゲ4種類を使って調べたところ、タコクラゲに反応があったという。この男児はその後、多くのアレルゲンの項目を調べられたが目立ったものはなかったという。

「いずれにせよ、このアレルギーのある人は、しっかりと添加物などをチェックしてから食物を口にするようにしなければなりません」

 ちなみに、納豆アレルギーの有無は専門性の高い皮膚検査で調べる必要がある。

 あなたは大丈夫?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった