相性が合う医師を求め…精神科医は5回代えても代えすぎではない

公開日: 更新日:

「専門医はさらに一段上級の治療として、治療指針に沿った薬物療法で治らない患者に、豊富な知識と経験を駆使し、創意工夫を凝らした治療を行うべき。学会の提言は、あまりにも薬の使い方がひどいので、せめて指針程度には使ってほしいという懇願だった」

 残念ながら、名医は簡単には見つからない──。こう西城医師は言うが、せめて次のことは念頭に置いておくべきだとアドバイスする。それは「症状が改善しなければ、医師を代える」ということ。

「精神科は医師と患者の相性が重要。米国精神医学会は、相性が合わなければ医者を5回代えても代えすぎではないという見解を示しています。『うつ病なら最初の抗うつ薬が無効でも、4回の試行錯誤で7割弱が寛解に至る』というエビデンスがあります。結局、精神科医も試行錯誤で探し続けるというのが名医にたどり着く正攻法です」

 必ず名医との出会いがある。そう信じあきらめないことが大切だと、西城氏は強調した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状