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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【胡椒】善玉コレステロールを増加させ美白効果も高める

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 そんな胡椒に含まれるほとんどの辛み成分のもとは、ピペリンと呼ばれる栄養素。胡椒の中ではブラックペッパーに多く含まれています。ラットを用いた実験にはなりますが、胡椒由来のピペリンを高脂血症モデルラットに食べさせると、悪玉コレステロールの増加や、善玉コレステロールの低下を抑えたり、さらには甲状腺ホルモンの値が改善したことがわかっています。また、ブラックペッパーを10週間摂取させた実験でも、アンチエイジングに関わる活性酸素を減少させたり、美白効果に関わるグルタチオン濃度を上昇させることも報告されています。

 さらに、ブラックペッパーから抽出したピペリンと疲労回復やアンチエイジングに効果的なコエンザイムQ10を一緒に摂取させたところ、単体で摂取した時よりもコエンザイムQ10の吸収がアップしたこともわかっています。コエンザイムQ10はイワシやサバ、豚肉などに多く含まれます。ぜひ、黒胡椒と共に召し上がってみてはいかがでしょうか。

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