著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【豆苗】ビタミンKが豊富で骨が気になる中高年女性におすすめ

公開日: 更新日:

 えんどう豆の若葉と茎を食べる豆苗は、スプラウト(新芽)の仲間です。豆苗はもともと中国では希少野菜として扱われていました。1970年代、日中国交回復以降に日本に入ってきた比較的新しい野菜ですが、それでも当時は高級中華料理店でしか扱われておらず、なかなか馴染みがなかったようです。

 その後、90年代半ばから水耕栽培による生産がなされたことで、安定して収穫できるようになりました。最近ではお手頃な価格、何度も芽を出す栽培しやすさや楽しさ、健康効果の波及も相まって、食卓にあがる機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

 そんな豆苗はえんどう豆としての側面と新芽としての側面を持つため、野菜なのにタンパク質が豊富だったり、豆なのにビタミン類が豊富だったり、まさに一石二鳥! 「豆でありながら緑黄色野菜」という多面性を持った食材なのです。

 たとえば、発がん作用や動脈硬化の予防に役立つことが知られているβカロテンと抗酸化力の強いビタミンCは小松菜とほぼ同じ程度含まれていますし、ビタミンCに関しては同量の温州みかんのなんと1.2倍も含まれているのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「餅」で尿意ストップ! 映画の途中にトイレで席を立ちたくないなら

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 7

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 8

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    イケイケ国民民主党に陰り? 埼玉・和光市議補選は玉木代表が応援も公認候補まさかの敗北