著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

92歳男性患者…誤嚥を繰り返しても肉まんや餃子を口から食べたい

公開日: 更新日:

 92歳になる男性患者さんは中国残留孤児の方で、都内の団地に中国人の奥さまと2人暮らしがんを患い、治療は成功したものの、体が衰弱し、徐々にベッドにいる時間が長くなっていました。ご本人と奥さま、そして近くに住む娘さんは日本語がほとんどできないため、私たちの診療所の中国語対応スタッフ、または日本語がわかるお孫さんがいる時に、診療を行うことになりました。

 病院の先生からは「誤嚥肺炎を繰り返す恐れがある。口から食事を取るのはもうやめて、胃ろうをつけてはどうか」との提案があった様子。しかし、患者さんは食欲があり、最期まで食事をしたい。ご家族も同様で、肉まんや餃子を食べて元気になってもらおうと一生懸命でした。患者さんとご家族が在宅医療にこだわったのも、「食事をしたい。好きなものを食べたい」という希望をかなえるためでした。

「むせ込みのチェックをさせていただきたいです。普段から食べているものがあれば持ってきてもらっていいですか」(私)

「これ(肉まん)を普段は食べています」(娘)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に