「尿酸値」が高くなると死亡リスクが3倍にアップ…痛風だけじゃない

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「痛風発作の痛みで受診しても、痛みが治まると薬をやめて病院にも来なくなり、治療を中断する方が少なくありません。発作を何度も繰り返しているうちに痛風だけでなく腎臓病や心臓病を引き起こした患者さんを何人も診ました。自己判断で服薬をやめず、通院を継続することが大切です」

 高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインによると、尿酸値が8.0以上で高血圧や腎障害といった合併症がある場合、尿酸降下薬が処方される。無症状でも尿酸値が9.0以上であれば、薬物治療の対象になるという。

 また、日本人は欧米人と比較して遺伝的に尿酸を排出する能力が弱い体質の人が多いとされている。

 健康診断で尿酸値の高さを指摘されたらまずは生活習慣を見直し、痛風発作が起こった際にはしっかりと治療を継続することだ。

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