鼠径ヘルニア手術(3)悩まされた排尿障害「トイレに駆け込んでも間に合わない」

公開日: 更新日:

 じつは浅沼さんの排尿障害は今回が初めてではない。数年前、前立腺がん手術を受けたときも、術後1カ月間ほど同じような排尿障害を経験していた。

 このときは、妻に頼んで紙おむつを購入して着用したという。

「今回も2週間ほど紙おむつのお世話になりました。とくにバスや電車に乗っているときなどは助かりましたね。唐突に尿意に襲われ、我慢ができなくなり、周囲の目を気にしながら用を足したこともありました」

 排尿障害は2週間ほど続いた。粗相を避けるために、尿意とは関係なく早めにトイレに入り、パンツを下ろして排尿を待つこともあったという。

 7月末から職場に復帰した浅沼さんは、排尿障害も消えた。趣味の水泳も再開し、日々、体重70キロ前後の高齢者を抱える通常職務の介護に汗を流している。(この項おわり)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ