寒かったり暖かったり…疲れが取れない「寒暖差疲労」に要注意

公開日: 更新日:

 エアコンが効いて温度が一定に保たれた部屋で一日の大半を過ごすのも、寒暖差疲労の起こしやすさにつながる。気温の変化への対応力の低下につながるからだ。

「寒暖差疲労があっても、命に関わることはありません。しかし、疲労や不調が慢性化してしまう。当外来には、そういった患者さんがたくさん来ています」

 ひどい症状の人には漢方薬などを勧めるが、寒暖差疲労対策の基本は生活習慣の改善だ。久手堅院長も実践しているという。

「スマホやパソコンの長時間使用は避ける。私は1時間くらいパソコンで仕事をしたら、伸びをしたりストレッチをしたり、椅子から立ち上がって少し歩いたりします」

 冬の寒暖差疲労対策では、体を冷やすものを取り過ぎないようにする。

「生野菜をサラダで食べるよりは、火を通した調理法が望ましい。アイスよりホットにし、体を冷やすアルコールやカフェインは控えめにする」

 寒暖差疲労であっても、通常の疲労と同様、その解消に睡眠の質が大きく関係していることは変わらない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々