寒かったり暖かったり…疲れが取れない「寒暖差疲労」に要注意

公開日: 更新日:

 寒暖差への対応は、常に行われているが、寒暖差が7度以上になると、体温調整に使われるエネルギー消費が大きくなり、不調が出やすくなる。

「今年は秋になっても夏日を思わせる日が続き、ところが一転して急激に寒くなった。それが続けばまだいいのですが、11月、12月だというのに、気温が高くなる日がある。すると、自律神経が働いて体内を一定の状況にするのにエネルギーをたくさん使い、疲労が蓄積するのです。寒暖差疲労という名前の通り、8割くらいが全身倦怠感を訴えます。そこに、自律神経の不調による冷え、頭痛、腹痛、胃腸障害、首こり、肩こり、めまい、月経痛、イライラや不安など、さまざまな症状が加わる」

■放置すると不調が慢性化する

 現代人は、寒暖差疲労を起こしやすい状況にあるという。スマホやパソコンの長時間使用が原因だ。

「スマホは画面が小さく、うつむき姿勢を取りがち。人間の頭は4~6キロと重く、長時間のうつむき姿勢によって姿勢が悪くなり、骨格が歪みます。自律神経は脳と脊髄から始まり、各臓器や器官に分布していく神経で、骨格が歪むと、自律神経の自然な伝達ルートが妨げられてしまいます。結果、自律神経の働きが悪くなり、気温の変化にもうまく対応できなくなってしまうのです」 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々