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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【アサリ】「肝」をパワーアップして目に栄養を届けかすみ目を改善

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 また、肝は自律神経もつかさどる臓器なので、ストレスは肝に負担をかけて目のかすみを悪化させてしまいがちです。

 肝の働きが弱った状態が続くと、目のかすみばかりかだんだん視力が減退するリスクが高まります。速やかに、肝のパワーをアップして、目にしっかりと栄養を送り届ける食材を取り入れることが大切です。

 おすすめはアサリ。肝に働きかけ、目に栄養を与えて眼精疲労や目のかすみの改善に高い効果があります。また、精神安定や安眠にも役立ちます。目と心を癒やす働きがあるのです。

 そのほか水分代謝をアップさせる作用があるため、むくみの改善によく、痰がからむ咳にも効果的。二日酔いにも威力を発揮するので忘年会・新年会対策にも役立ちます。

 アサリのかすみ目改善効果を高めるためには、同じく肝の働きをアップするクコの実、ニンジン、ホウレンソウ、小松菜などを組み合わせるのがおすすめ。また、老化をつかさどる臓器「腎」のパワーを高める食材をプラスするとより効果的なので、ブロッコリー、ナガイモ、うずらの卵、黒ごまなども併せて取り入れるとよいでしょう。 (水曜掲載)

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