寒暖差が大きい季節の疲労と不調は正しい「入浴」で解消したい

公開日: 更新日:

「自律神経にとっては、血流を安定させることが一番大変な仕事です。ですから、入浴で血行を良くすると疲労回復効果があるのです。しかし、43度以上の熱い湯に肩までつかると、体温、心拍、血圧が大きく変動するので、自律神経に大きな負担がかかって逆効果です。自律神経の負荷をなるべく少なくするには、お湯の温度は38~40度が理想です」

 また、長時間湯船に入っていると、血圧が大きく変動して自律神経に負荷がかかる。つかるのは、肩までなら38~40度のお湯に5分程度にする。入浴の目的は血行を良くして疲労を回復することで、そのためにはこの時間で十分だという。

「さらに、肩深くお湯につかると心臓に負担がかかるので、心臓位置までの高さの『半身浴』が理想的です。われわれの研究では、全身浴よりも半身浴のほうが疲労の度合いが少ないことが分かっています。半身浴なら、入浴時間は10分程度が望ましいといえます」

 しっかり実践して、寒暖差の大きな季節を乗り切りたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?