著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

レーシックの技術は大きく進歩していて現在はカスタマイズが可能

公開日: 更新日:

 当クリニックで導入しているのは、「アイレーシック」というカスタムレーシックの機械。レーシックは眼球にレーザーを当てて視力を矯正する手術です。

 少し専門的な説明になりますが、この機械は眼球にレーザーを当てて跳ね返ってきた光の歪みを、瞳孔内の直径7ミリの範囲に最大1257カ所設定されているポイントで測定、波面(ウエーブフロント)状に表す。この技術は、天体望遠鏡や衛星写真などにも応用されていて、眼鏡やコンタクトレンズの25倍の精密度で近視・遠視・乱視の測定と矯正ができます。

 目の中に入る光の成分には低次収差(近視・遠視・乱視の成分)と高次収差というものがあります。高次収差とは、光が目の表面の角膜から水晶体を通じて網膜に届くまでの間に、それぞれの目の形状によって発生するわずかな歪みのこと。すべての人で異なる、いわば指紋のようなものです。同じ視力の人でも、高次収差の違いによって「見え方」は違うのです。同じ1.0の視力でも眼鏡の1.0とコンタクトの1.0では「見え方」は違いますよね。昔のハイビジョンテレビと今の4Kテレビの違いのようなものです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か