黒目の周りに白い弧が…40代以下の「老人環」に要注意

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 年を重ねると体にさまざまな変化が表れる。肌はシミが増えて潤いが失われ、膝や腰が痛くなる。目も例外ではない。老眼で近くが見えづらくなるだけでなく、目の角膜の周りに白い弧状の曇りが表れてくる。しかし、この白い弧が若い頃にできたとすると……。

「先生、両側の茶眼の縁が白くなってきました。白内障でしょうか?」

 田中聡子さん(仮名、43歳)が近くの眼科クリニックに駆け込んだのは8月のこと。朝、鏡を見ていて目の角膜の周りに白い弧ができているのに気がついた。「清澤眼科医院」(東京・南砂)の清澤源弘院長が言う。

「これは水晶体が紫外線や加齢などで白く濁る白内障ではなく、老人環と呼ばれる中高年に見られる角膜の変性です」

 角膜は目の前方で透明なドーム形になっている。老人環ができると、角膜の周辺部に弧状、半円形、または全周に、白色または灰色の混濁帯が表れる。

「高齢者に老人環が見られた場合は他に目の症状を示すことはほとんどなく、視力も最後まで低下しません」

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