著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

レーシック治療で「検査日に手術」がダメな理由

公開日: 更新日:

 レーシック手術の病院選びのポイントのひとつとして覚えておいていただきたいのは、「その病院は事前の検査をしっかりと行ってくれますか」ということ。検査で来院したその日に、「手術も今日してしまいましょう」と言うクリニックもあると聞きます。しかし、レーシック手術では最初の検査から一定期間、時間を空ける必要があるものなのです。

 私のクリニックでは必ず2回検査を行います。レーシック手術は、角膜の厚みが薄すぎたり、角膜の形状に歪みがあったりすると、適応となりません。1回目の検査では、レーシック手術が適応かどうかを、しっかり調べます。

 検査の所要時間は2時間から2時間半が目安。レーシック手術の内容や手術前後の注意事項についても詳しく説明し、適応検査でレーシック手術が可能とわかったら、手術日の予約をしていただきます。適応検査時には瞳孔を目薬で開く眼底検査も行うので、検査後の運転は控えてくださるように患者さんにはお願いしています。

 2回目の検査は、手術日の1週間から2日前に行います。所要時間は1時間程度。この日は、その患者さんに最適な治療プログラムを作るための、目の中の「光のゆらぎ」を測定する検査などを含め、希望する見え方を決定するための検査をしていきます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」