これで「下痢」には悩まない(2)「大丈夫」と思えるものをいくつも準備する

公開日: 更新日:

「いろいろ考えると、それが余計に下痢につながってしまうので、気にしないようにするのが一番なんですよ。ただ、そうは言っても気持ちだけでうまくいく人ばかりではありませんし、日常生活がままならないという場合もあるでしょう。そういう時には薬を使ってお腹のベースを少し良くした上で、自分で『大丈夫』と思える空間をつくってもらうんです。そうすると最初は切実な様子だった患者さんも、『下痢はまったく治ってないけど大丈夫です』という感じになる。ゼロにするのはかなり難しいので、そこが終着点ですね」

 下痢には年齢も性別も関係ないが、最近は子供が増えたという。吉良院長はその原因を勉強や受験のストレスが増えたからではないかと推測する。子供は自分で環境を変えられないため、改善が難しいところがある。もしも身近に下痢に悩んでいる子供がいたら、「気にしないように」と声をかけてあげたい。(つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々