これで「下痢」には悩まない(2)「大丈夫」と思えるものをいくつも準備する

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「いろいろ考えると、それが余計に下痢につながってしまうので、気にしないようにするのが一番なんですよ。ただ、そうは言っても気持ちだけでうまくいく人ばかりではありませんし、日常生活がままならないという場合もあるでしょう。そういう時には薬を使ってお腹のベースを少し良くした上で、自分で『大丈夫』と思える空間をつくってもらうんです。そうすると最初は切実な様子だった患者さんも、『下痢はまったく治ってないけど大丈夫です』という感じになる。ゼロにするのはかなり難しいので、そこが終着点ですね」

 下痢には年齢も性別も関係ないが、最近は子供が増えたという。吉良院長はその原因を勉強や受験のストレスが増えたからではないかと推測する。子供は自分で環境を変えられないため、改善が難しいところがある。もしも身近に下痢に悩んでいる子供がいたら、「気にしないように」と声をかけてあげたい。(つづく)

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