最新研究「痩せ」は危ない(2)「脂肪筋」は食事改善では減少しない

公開日: 更新日:

脂肪細胞の容量オーバーであふれ出た脂肪が、肝臓にたどり着き肝細胞にたまったものを脂肪肝、骨格筋にたどり着き筋細胞にたまったものを脂肪筋(骨格筋細胞内脂質)といいます。糖尿病教育入院すると1~2週間で血糖値が低下するなど糖代謝が改善しますが、教育入院の間に痩せられるのは数キロで、肥満が解消されるわけではありません。数キロの減量でなぜ糖代謝が大幅に改善するのかわかっていなかった。しかし2000年ごろから脂肪肝、脂肪筋の測定技術が開発され、ヒトでの研究が可能となった」

 2型糖尿病14人の研究では、2週間での体重減少は2%程度だったが、脂肪肝は「食事療法だけ」「食事療法と運動療法」両群とも30%近くまで減少、それに伴い肝臓の糖取り込みが増加した。

 しかし脂肪筋は「食事療法だけ」では有意に変化しなかった。一方、「食事療法と運動療法」では脂肪筋が19%減少し、インスリン感受性が57%増加した。

「つまり、脂肪肝は食事療法だけでも減少させられるが、脂肪筋は食事療法だけでは減少せず、運動が必要」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 2

    愛子さまが8月に伊勢神宮「式年遷宮」視察へ 将来は「祭主」を継ぐ可能性も

  3. 3

    検察組織は落ちるところまで落ちた 東大法卒の「特捜部エース」が“ヒモ”とは…世の中真っ暗闇

  4. 4

    三山凌輝「裏切り愛」でも愛娘・趣里に離婚を勧められない水谷豊&伊藤蘭の悲痛

  5. 5

    眞鍋かをり「愛子天皇待望論」は“陰謀論”発言が波紋…高学歴タレントコメンテーター生き残りの厳しい現状

  1. 6

    「ブルーカラー・ビリオネア」には到底なれない…60代の元ブルーカラーは今無職

  2. 7

    来春の統一地方選の争点は「皇室典範」再改正で決まり 高市内閣支持率急落で野党にも一筋の光明

  3. 8

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  4. 9

    一番驚いているのは自民に入れた有権者 「数の力」をなぜ、こんなバカげたことばかりに使うのか

  5. 10

    今夏の専大松戸の継投策が「エース→2番手」ではなく「2番手→エース」の理由…いざ千葉県大会決勝へ