わきの下やお尻に繰り返し…こんな「おでき」はすぐ病院へ

公開日: 更新日:

■新たな治療薬が承認された

「化膿性汗腺炎はハーレー分類という方法で重症度を3段階に分けます。ハーレー分類1がおできだけ、ハーレー分類2が瘻孔と瘢痕、ハーレー分類3が瘻孔が全体に広がっている状態ですが、ハーレー分類1で受診する人はまれ。ハーレー分類2や3になってからの受診が大半です」 

 ハーレー分類1で治療を始めれば進行を抑えられるが、ハーレー分類3ではすでに不可逆性の状態になっており、手術しかない。

「皮膚を大きく取り除き、範囲が広ければ皮膚移植が必要となります。手術しても完治せず、手術した周りの皮膚や別の場所に化膿性汗腺炎が起こるケースも珍しくありません」

 以前は、化膿性汗腺炎の治療は抗生物質か手術しかなかった。抗生物質は効き目が高くなく、使い続けると耐性ができるので、「いい治療」とは言い難い状況だった。そんな中、2019年に化膿性汗腺炎の新たな治療薬として承認されたのが、生物学的製剤の「ヒュミラ(一般名:アダリムマブ)」だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋