大きくなっても続くおねしょ…子供の自尊心を傷つける前に治療を

公開日: 更新日:

 今日6月3日から始まっているのが「世界夜尿症ウイーク」。おねしょ(夜尿症)に関する啓発活動が世界各国で行われる。「おねしょって病気なの?」と思った人もいるだろう。夜尿症は、状況によっては治療が必要で、かつ治せる病気だ。

  ◇  ◇  ◇

 小学校1年生だとクラスに3.5人は夜尿症──。こう言うのは、日本夜尿症・尿失禁学会理事長の大友義之医師(順天堂大学医学部付属練馬病院小児科科長)。

 しかし、小学校低学年で夜尿症で病院を受診している子供は少ない。

「放っておいても良くなる子供がいる一方で、そうでないケースもある。中学生ともなるとシモの世話を大人に関与されることに抵抗を覚え、治療につながっても途中で投げ出してしまう子供も。治りきらずに大人まで持ち越す人もいます」(大友医師=以下同)

 夜尿症は自尊心を低下させ、友人・学校関係に影響を与える。大友医師も小学4年までおねしょをしていたそうで、「自分に自信を持てなかった。友達との泊まりはできなかった」と話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」