著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

もっと早く補聴器を使っていたら社会生活がより快適だった

公開日: 更新日:

 認知症の危険因子として、難聴が指摘されています。しかし認知症やうつの危険性だけでなく、聞こえづらさを放置することで、大切な時間や楽しみを得る機会を逃しているかもしれません。

 というのは、補聴器の使用者への調査で、「補聴器をもっと早く使用すべきだった」という問いに過半数の54%の人がYESと答えたからです。そしてYESと答えた方への質問で補聴器をもっと早く使用していたら得られたと思うこととして、70%超の人が「より快適な社会生活」、50%近くの人が「より安定した精神状態」と答えました。(一般社団法人日本補聴器工業会「JapanTrak2018」から)。

 以前、私たちの店に来られたお客さまでこんな方がいらっしゃいました。その方は50代の男性で、子供の頃から聞こえづらさはあったものの、最近になってさらに難聴が顕著になり、自分の考えとしてはまだ自分は若いけれども補聴器をつけてみようと一念発起してご来店いただきました。

 警備の仕事をされており、建物の中なら比較的声を聞き取りやすいが、声の音程や話し方によっては、聞き取りにくい人もいる。また、後ろから話しかけられると聞き取れず、雑踏の中では対面の会話も分かりにくい。いろいろなシーンで聞きづらい中、夜勤もあり、日々仕事をしたり同僚と話したりするときに前向きな気持ちが持ちづらい、ということでした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情