膀胱(下)中高年男性の“おもらし”のメカニズム 医師が解説

公開日: 更新日:

 急に我慢できないほどの尿意が起こる「尿意切迫感」を主症状とする「過活動膀胱」。他の症状として「頻尿」「夜間頻尿」「尿失禁」が加わる場合がある。

 原因は、脳や脊髄に病気があって排尿をコントロールしている脳の神経に異常が出ている場合と、脳の神経回路とは無関係で原因がはっきりしないものがある。

 いずれにしても膀胱に尿が十分にたまっていないにもかかわらず、膀胱から異常な信号が脳に伝わり、急に尿意に襲われるのだ。

 脳の神経回路に異常がある場合には、その原因疾患の治療が必要になる。神経回路と無関係の場合は、膀胱の老化や炎症、血流障害、自律神経の乱れなどさまざまな要因が関係する。特に男性は前立腺肥大症によって尿道や膀胱が圧迫され、それに伴って過活動膀胱が起こることが多い。

尿トラブルは自宅で治せる」(東洋経済新報社)の著者で、「永弘クリニック」(埼玉県新座市)の楠山弘之院長が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし