「WORLD CONNECT COLA」社会福祉事業所スタッフが一丸となり開発した健康的なコーラ

公開日: 更新日:

 大阪・吹田市の農業特産品であるくわいを原材料にした全国的にも珍しいクラフトコーラ「WORLD CONNECT COLA」。この製造販売を手掛ける「知己(ちき)」は、高齢者の訪問介護、障害者支援、産後家事支援、ひとり親家庭や子育て世代のサポートなど、社会福祉事業を展開する事業所だ。

 共同代表のひとり、中村茂之さんが言う。

「私たちの事業の中に、障害者の外出をサポートする移動支援があります。ご利用者さんにはコーラ好きな方がたくさんいるんですが、一般的にコーラの飲み過ぎは良くないといわれている。どうしようかと思っていたところ、クラフトコーラを家で作るというテレビ番組をたまたま目にして、それじゃ少しでも体に良いコーラを、と作り始めたんです」

 作業場となったのは、もうひとりの共同代表者である樋口英樹さんの自宅、そして事務所。市販のクラフトコーラを取り寄せてはひたすら試飲し、キッチンでスパイスや材料を煮込んで試作を繰り返した。

「スタッフ全員で飲み比べ、どのコーラがおいしいと感じるかアンケートを取り、原材料にはどういったものが使われているのかを調べました。そうやって味の方向性を決め、割合を少しずつ変えていってみんなで味とレシピを決めていきました」(樋口さん)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因