著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

食べ物を喉に詰まらせたらコーラを飲めばよい? 英国医師会誌で報告

公開日: 更新日:

 食べ物が喉に詰まってしまうと、胸が苦しいだけでなく、喉から胃につながっている食道の粘膜が傷ついてしまうこともあります。場合によっては、空気の通り道である気道がふさがり、窒息するケースもあります。特にご高齢の方では、お餅を喉に詰まらせて、窒息死に至る場合も少なくありません。

 過去に実施された研究によれば、食べ物が喉に詰まった際には、炭酸飲料であるコーラを飲むことで、食べ物を胃に流しやすくさせ、詰まりの解消を促す可能性が報告されていました。その理由として、炭酸の気泡によって食道内の圧力が高まる可能性や、食道の筋肉が緩むことで詰まった食べ物が胃に流れやすくなることが指摘されています。そんな中、食べ物による食道の閉塞に対してコーラを飲むことの有効性を検証した研究論文が、英国医師会誌のクリスマス特集号に掲載されました。

 この研究では、食べ物を喉に詰まらせてしまった51人が対象となりました。被験者は、医師や看護師の立ち会いのもと、コーラを25ミリリットルずつ最大200ミリリットルまで飲用するグループと、何もしないグループにランダムに振り分けられ、自己申告に基づく食道閉塞の改善割合が比較されました。

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