著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

アメリカでプレバイオティクス入り炭酸飲料が大ヒットの理由

公開日: 更新日:

 アメリカで最近目につくのが、プレバイオティクス入り炭酸飲料です。思わず手に取りたくなる、カラフルでおしゃれな缶入り炭酸飲料が、体にもいいと大ヒットしています。

 日本でも知られるようになってきた、腸内環境を整える2つの要素がプロバイオティクスとプレバイオティクスです。

 プロバイオティクスは俗に善玉菌と言われる、ビフィズス菌や乳酸菌などのこと。1字違いのプレバイオティクスは、腸内で善玉菌を活性化する食物繊維やオリゴ糖を指します。今回紹介する炭酸飲料にはプレバイオティクスが入っています。

 ヒットの先駆けとなったのは「ホッピ」というブランド。2018年テレビの起業家オーディション番組から誕生、2023年には売り上げが1.5倍の1億ドルに達しました。この人気ぶりに他社も参入。健康へのメリットに加え、ワイルド・ベリー、グアバ・ローズ、ラズベリー・ライチなど、新鮮な低糖フレーバーでも注目されています。

 その成分のほとんどが、イヌリンと呼ばれるベニイモやタマネギなどに含まれる食物繊維です。これは日本でも炭酸飲料「ファイブミニ」やお茶「イヌリン入りジャスミンW」に含まれ、珍しいものではありません。

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