著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

保険適用となる「眼瞼下垂」の手術にはいくつか条件がある

公開日: 更新日:

 眼瞼下垂はここ数年、「手術を受けた」と報告する有名人も多く、病名の認知度が高まっています。当院にも「眼瞼下垂ではないでしょうか」「手術したいのですが」とおっしゃって受診される患者さんが増えています。

 かつては60~70代になってからの手術が多かったのですが、ここ数年は40~50代の女性が眼瞼下垂を気にして来院するケースが増えました。知人の50代女性も数年前、眼瞼下垂の手術を受けたそうで、こんなことを話されていました。

「術後に会った友人からは『なんだか若返った』『奇麗になった』と言われることが多くなりました。とはいえ、劇的に変化したわけではないので、手術したことにまったく気がつかない人も大勢います。でも気づいた人からは、手術方法やそれに伴うダウンタイムなどについて詳しく聞かれますね。実際、私が手術を受けたことで勇気を出した友人が、近々眼瞼下垂の手術をする予定です」

 眼瞼下垂の手術は、術式がいくつかあります。このうち保険適用となるのは、一部の術式です。しかも、すべての患者さんが保険適用となるのではなく、眼科医が医学的観点から病的な眼瞼下垂であると判断した場合のみになります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ