理想の睡眠時間といわれる「7時間」の良質な睡眠はなぜ必要か?

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 ほかにも良質な睡眠が必要な理由はさまざまある。例えば質の良い睡眠が不足すると免疫の一部であるナチュラルキラー細胞の活性度が低下する。食欲を抑制するホルモンの分泌が減り、増進するホルモンが増える。成長ホルモンが減り、肌の再生サイクルが遅れて肌荒れになりやすい……などがある。

 睡眠中の呼吸にも注意したい。睡眠中も、ホルモンや心臓、免疫は生体を維持するために自動的に働いている。しかし、眠っている間の呼吸は不安定で脆弱になる。

 人の呼吸は、血液中の酸素や二酸化炭素の濃度を呼吸中枢が感知して、自動的に二酸化炭素を一定にする。覚醒中は、さらに自分の意思で呼吸を速めたり、深くしたり、コントロールが可能。これが心臓などとは異なる点だ。

 ところが、睡眠中は意識的な呼吸で補うことができない。しかも、低酸素への反応も鈍くなり、肺での換気率も悪くなる。つまり、肺の病気や筋ジストロフィーなど、呼吸に関する筋肉や神経に問題がある人には睡眠は危険な状態だ。

■低酸素は脳へ深刻なダメージになることも

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