糖質とどう向き合えばいいのか…「無意識での減少」を目指す

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 肥満は老化を進め、寿命を縮める。動脈硬化を招き、心血管疾患や高血圧のほか、糖尿病腎臓病、睡眠障害、大腸をはじめとしたがんなどに関係する。

 肥満の主因に糖質の過剰摂取がある。人はなぜ糖質を取り過ぎるのか? 食欲を満たすことは快楽であり、それには血糖を急激に上げられる糖質摂取が都合がいいからだ。

 食欲は、脳の視床下部にある摂食中枢と満腹中枢がつかさどる。運動をするなどして体内のエネルギーが消費されると血糖が低下し、体は蓄えていた脂肪を分解してエネルギーをつくり出そうとする。このとき分泌される遊離脂肪酸が血液中に流れ込み、その濃度が上がると摂取中枢が刺激され、空腹を感じて食べたくなる。

 逆に食事で体内のエネルギーが補給されて血糖値が上がると、満腹中枢が刺激され、満腹を感じて食べるのをやめる。

 問題は、糖質で血糖値を上げようとするのは体内のエネルギーが消費されたときだけではないことだ。ハーバード大学医学部&ソルボンヌ大学医学部客員教授の根来秀行医師が言う。

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