寿命150歳を可能にする?「異種移植」の過去と現在…プーチンと習近平の雑談で注目

公開日: 更新日:

■2022年にはブタの心臓をヒトに移植

 1992年には、臓器移植した際に拒絶反応を起こしにくいよう遺伝子組み換えしたブタが登場。ヒト崩壊促進因子と呼ばれるタンパク質を導入することで、補体と呼ばれる体の中にある免疫チームが暴走しないようにブレーキをかけられるようにした。

 特定のブタの遺伝子をノックアウト(働かなくなるようにする)し、補体の働きを抑制するような遺伝子組み換えを行うことによって、ヒト以外の哺乳類のほとんどに存在してヒトへの異種移植での拒絶反応の原因のひとつとなるαGal抗原の除去などが行われた。

 このプロセスでは、ゲノム編集技術「CRISPR-Cas9」が大いに役立った。2022年には米国で重い心臓病を患い1カ月以上ECMO(人工心肺装置)の治療を続けていた57歳男性に世界で初めて遺伝子組み換えブタの心臓を移植する手術が行われた。この男性は術後2カ月で亡くなったが、その後も研究が進み、病気や老化などで壊れた臓器を新たな臓器に入れ替えて寿命を延ばす技術は着実に実用化に近づいている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ