「酪酸菌」を増やすには何をすればいいのか…がんや認知症も予防

公開日: 更新日:

 ヒトの健康に役立つ腸内細菌といえば、腸のなかを弱酸性にして悪い菌を寄せ付けない“お掃除屋”の「ビフィズス菌」や、免疫を元気にして体を守る応援団「乳酸菌」を思い浮かべがちだ。しかし、「酪酸菌」も忘れてはいけない。腸内細菌が食物繊維を分解して作る短鎖脂肪酸のひとつで、腸の免疫環境に深く関わっている。悪い細菌が増殖するのを抑え、便通を改善し、免疫を高めるなど腸の中を元気にしてくれる。

 注目したいのは酪酸はナイーブT細胞から制御性T細胞を誘導する働きがあることだ。ハーバード大学医学部&ソルボンヌ大学医学部客員教授の根来秀行医師が言う。

「制御性T細胞は、炎症反応を抑制的に制御して免疫応答が過剰にならないようにするブレーキの役割をする細胞です。自己免疫を生じないようにするのはもちろん、炎症や体内の異物や侵入してきたウイルスなどに対する攻撃も行き過ぎないように制御する働きがあります。酪酸は、骨髄で作られ胸腺で成熟したもののまだ抗原に触れたことのないナイーブT細胞が制御T細胞に分化するのを促す働きがあるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」