尿失禁は症状で対策も異なる 重症度を知るための自己チェック法「パッドテスト」

公開日: 更新日:

 尿失禁では、自分のタイプや症状の程度を自覚しておくことが対策をとる上でも大切になる。医療機関を受診する際にも、医師とのコミュニケーションがスムーズにとれる。

 医療機関では、患者の排尿状態を知るために、患者が自分で行う「排尿日誌」や「パッドテスト」といったチェック法を勧める場合がある。

「排尿日誌」は、丸2日間の排尿状態を記録する。排尿した時間、尿量、排尿時の状況、尿失禁が起きた状況などを書き出して、尿失禁のタイプや症状の程度などの判定につなげる。

「パッドテスト」という自己チェック法も、診療で一般的に広く行われている。何が分かるのか。「尿トラブルは自宅で治せる」(東洋経済新報社)の著者で「永弘クリニック」(埼玉県新座市)の楠山弘之院長が言う。

「尿失禁にはさまざまなタイプがあるだけでなく、症状の重さも人によって異なります。その症状の重さと尿失禁のタイプによって、対策も違ってきます。パッドテストは尿失禁の重症度を判定するのに有効なのです。ほとんどの医療機関では、ICS(国際尿禁制学会)が認める『1時間法』に沿って行われています。方法さえ知っていれば、誰でも自分で実施できます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ