「薬局選び」で変わる6月からの窓口負担差…3割負担で45円の差も
薬局は、病院や診療所から発行される処方箋を応需する都合上、集客力が立地に依存します。患者さんにとっても病院や診療所の近い薬局の方が、利便性の面で優れていることでしょう。しかし、薬局の存在意義は地理的な利便性だけでなく、勤務する薬剤師の専門性や地域医療に対する貢献度も評価の軸とすべきです。
今回の改定においては、調剤基本料の算定要件が大きく見直されました。調剤基本料とは、薬局が処方箋を受け付けて薬を調剤する際、薬剤師の基本的な業務に対してかかる費用のことで、処方箋を受け付けるごとに発生します。
調剤基本料は、薬局の規模や処方箋の応需動向などに応じて、段階的に設定されています。たとえば、特定の病院の前に立地し、同病院の処方箋を専門に受け付けているような薬局(門前薬局)は、調剤基本料が低めに設定されています。
診療報酬の改定前後における調剤基本料を【表】にまとめます。調剤基本料は3区分に分けられており、「1」は門前薬局ではない薬局(かかりつけ薬局に近い存在)が算定できる区分で、最も高い基本料が算定できます。「2」および「3」は、主に門前薬局に適用される区分であり、チェーン展開しているような大手の薬局企業では「3」を算定している薬局が多くを占めます。なお、「3」の区分は薬局企業の規模(店舗数)によっても算定できる金額が異なります。


















