「薬局選び」で変わる6月からの窓口負担差…3割負担で45円の差も

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■コスト高の意味を考える

 今回の改定では、近年の物価高を反映して、改定前後で点数(1点は10円で換算)が増加しています。一方で、調剤基本料1の算定要件(特定医療機関の集中率)が厳格化され、これまで「1」の区分を算定できていた薬局であっても、改定後は「2」の区分に該当してしまう薬局が増えるものと推測します。このような薬局では、算定可能な調剤基本料が45点(450円)から30点(300円)へと減少し、処方箋受け付け1回あたり15点(150円)の差が生じることとなります。この場合、3割負担の患者さんでは、窓口に支払う金額が45円安くなります。

 薬局での窓口負担を少しでも減らしたい場合には、門前薬局やチェーン展開している大手の薬局を選ぶといいかもしれません。ただし、これらの薬局は立地の観点から混雑しがちであり、待ち時間が長かったり、薬剤師との会話が必要最低限になったりしがちです。一方、かかりつけ薬局に近い地域密着型の薬局では、調剤基本料が高い一方で、他の医療機関から処方された薬の飲み合わせや、副作用などについて相談しやすいなどのメリットもあります。

 結局のところ、調剤基本料の差額は数十円程度であることが多く、コストだけで薬局を選ぶよりも、自分の健康状態や服薬状況を継続的に把握してもらえる薬局を選ぶことが、患者さんにとっても長期的には医療費の無駄を減らすようにも思います。

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