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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「何時間寝たか」より「毎日同じ時間に寝ている」方が大事

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 具体的には、睡眠リズムが最も規則正しい人たちは、最もバラバラで不規則な人たちに比べて、何らかの原因で死亡するリスクが20~48%も低くなったのです。裏を返せば、不規則だとそれだけリスクが高まるということです。

 また、病気別に見ても、睡眠が規則正しい人は、不規則な人に比べてがんで亡くなるリスクが16~39%低く、心臓病糖尿病などの病気で亡くなるリスクも22~57%低くなることが判明したというから驚きでしょう。

「UK Biobank」は、他の研究でも使用されており、例えば同じくモナッシュ大学のヤローらの研究チームは同健康データベースに登録されている約8万8000人(平均年齢62歳)のデータを平均約7年間追跡した結果、睡眠の規則性が極端に低い場合、将来的に認知症を発症するリスクが高まると報告しています。

 就寝・起床時間がバラバラな生活は、人間の体内時計を乱します。これにより、血糖や脂肪の代謝、血圧のコントロールなどに悪影響が及び、高血圧、糖尿病、高コレステロール、肥満といったリスクが高まるため、脳の血管にダメージを与えたり、脳内に炎症を引き起こしたりして、認知症につながる--。ただし、この研究はあくまで「強い関連性」を示したものであり、不規則な睡眠が直接的に認知症を引き起こすという因果関係までを完全に証明したものではありません。

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