(2)大量処方で42歳の息子が死亡退院…医師にすがるしかない家族の悲痛
2021年秋、息子は国の副作用救済制度で麻痺性イレウスの副作用に認定された。しかし死因は判定不能だった。
まさか薬で死ぬなんて。病院に何か言えば、厄介者扱いされ、息子のために黙っていたほうがいいと訴えることができなかった。この理不尽を誰が聞き入れてくれるのか。あの精神科医に「息子を返して!」と叫びたい。
(和田明美/ジャーナリスト)
◆死亡退院の増加 国が全国の精神科医療機関に行っている調査で、死亡退院は2000年代の1カ月1000人台から徐々に増加し、2025年は2508人。在院期間では1年以上~20年以上の長期入院者よりも短期入院の1467人のほうが多い。1年間では約3万人が推計されるが、死亡原因は調査されていない。



















