【虚血性腸炎】突然の左下腹部痛と血便が典型的なサイン
3つ目は「腸の中の圧力が上がる」ことです。便秘がちで腸の中に便がたまっていて、そこにさらに大量の食事を取ると、腸の壁にかかる圧力がグッと上がります。すると、内側からの圧と、外側の血管からの血流低下が重なって、虚血を起こしやすくなると考えられているのです。
4つ目は「基礎疾患・血管の老化」です。高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化などで血管が硬くなっていると、もともと腸への血流がギリギリのところで保たれている状態になります。
そこに脱水や血圧低下が加わると、「余裕のなさ」が一気に表面化して、虚血性腸炎として症状が出るのではないかと考えられているのです。
虚血性腸炎の典型的な症状は3つあります。まずは「突然の腹痛」です。特に左側の下腹部から脇腹に痛みが出ることが多く見られます。「夜中から朝方、急にお腹が締めつけられるように痛くなった」と表現される患者さんもいらっしゃいます。
2つ目は「下痢の後に血便が出る」こと。腹痛の後に水っぽい下痢が出て、その後に鮮血や赤黒い血便が出ることがよくあります。最初はただの下痢だと思っていたら、途中から血が混じり始めた……そんなパターンが典型的です。


















