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ギュワンッ、ワンッ、ワンッ<中野坂上>

 あれって何だろう。中野坂上を歩いている時に気になった「日本犬 天然記念物」と書かれた看板。ペットショップというよりも、歴史ある米屋のような建物。

 調べてみると、その店「柳沢鳥獣店」は、“日本犬界”では名の知られた店らしい。
「店としてやっているところは、関東ではウチだけでしょうね」

 最初、取材に乗り気でなかった店主・柳沢さんは、たばこをフウッと吹かしながら、1時間半にわたって日本犬について語ってくれたものだ。

 いわく、普通の景色の中にいるのが日本犬であるということ。それは、普段は子供たちと戯れ、道端で遊び、猟になると獲物を追い詰める猟師の良きパートナーになる存在であるということ。日本の原風景として、日本犬を後世に残していきたいということ。「このコは我が家の一員」と言う飼い主がいるが、シャンプーで洗い、リンスまでするのは、嗅覚に長けた犬にとって虐待以外のなにものでもないということ。

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