【北都】父から息子へ…引き継がれた旭川ラーメン

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 東京・築地を拠点とする日刊ゲンダイが毎水曜、地域密着型の粋な情報を紹介する「築地新聞」。今回は旭川出身のご主人がすすり親しんだご当地ラーメン店です。

 せっかくなら、舌の肥えた人びとが集まる町がいい。でもって、間口3メートル、奥行き6メートルの18平方メートル。病院の小さな個室ぐらいの広さがベストの物件だな。えっと、どれどれ、ビル共用部はゴミの処理も徹底されているし、衛生面もマル。そうだ、ここに店を出そう!

 2002年5月に開業、この春で丸12年を迎える伝承ラーメン「北都」のご主人、込山俊二さん(70)。出店の経緯を伺うとちょっと変わった回答で――。その理由は後に回し、まずはアツアツのラーメンをご紹介します。

 旭川ラーメンのお店。食材はすべて国産にこだわり、おいしいに加えて安心安全がコンセプト。王道のしょうゆラーメン(800円=写真下)はスープをひと口すすると、昆布のうま味を感じ、ホッとします。旭川直送の加水率を抑えたもちもち食感のちぢれ中細麺もさることながら、特筆すべきは存在感たっぷりのメンマ。国内で製造された肉厚のものを店で丁寧に下処理し、秘伝の味付けで炊き上げたもの。ひと手間もふた手間もかかっています。気づけば、別途注文したメンマをつまみにビールを飲む男性客の姿……それ、正しいです。

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