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【かつ平】「3匹の豚」暖簾が目印

 東京・築地を拠点とする日刊ゲンダイが毎水曜、地域密着型の粋な情報を紹介する「築地新聞」。今回はあの文豪がかぶりついた界隈きっての有名店です。

〈かつ平のとんかつを怖々食べる。痛風のことが頭にあるからだが、週に一度は肉が食べたい〉

 作家・池波正太郎氏がつづったある日の心情。そう、築地には、食いしん坊の文豪が足を運んだとんかつ店「かつ平」があります。2代目主人の相野谷信之さん(48)がこんなエピソードを教えてくれました。

「池波先生が初めて店にいらした時、ウチの親父は気付かなかったそうです。で、先生が帰られた後、『さっきの紳士だけど……』と耳打ちしてくれたのは、その場に居合わせた日刊ゲンダイの方だったと聞いています」

 昨今のヘルシー志向もなんのその、当時と変わらない背脂がしっかりとのったロース肉。たっぷりとパン粉をまとい、こんがりと揚がった「ロースカツライス」(味噌汁・ご飯付き1100円)は食べ応えのある一枚肉です。皿にはたっぷりのキャベツ千切り、温かいナポリタン、口直しのオレンジが一緒に鎮座します。切り口から湯気が立つ揚げたてカツを前にした本紙記者に、「よろしければ」と指南いただいた食べ方は――。

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