木漏れ日がまぶしい浜町緑道<浜町>

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 物言わぬ社殿から清正の憤りが伝わってくる。

 都営地下鉄「浜町駅」を降りてすぐ、浜町公園の片隅に加藤清正を祭った「清正公寺」はある。

 公園は、加藤家の改易後に入部した熊本細川家の下屋敷があった場所で、敷地は1万4000坪。下屋敷でこの広さだから、さすがに54万石の大大名だけのことはある。

 加藤家は2代忠広の時代の1632年に改易され、忠広は山形・庄内に1万石の捨て扶持を与えられて移り住んだ。改易の理由については諸説あるが、徳川による豊臣家恩顧大名の粛清の流れだったように思える。ところが、忠広はさしたる不満も持たず、花鳥風月をめでながら52歳の生涯を閉じた。

 清正はさぞ歯ぎしりしたことだろう。一方、ひたすら身を小さくした細川家は家を継承し、幕末の1861年に多少の負い目を感じながら、軍神として「清正公寺」を屋敷内に創建した。

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